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大聖寺は明治まで、揖保郡室津というところにありました。
室津というのは姫路の西にあり、明石同様に天平年間に朝廷により播磨五泊に制定される古い港町です。
明治維新までは参勤交代の寄港として重要な場所であり、たいへん栄えました。
 
室町時代、その室津の港に寄港した大覚大僧正は、海難被害者の慰霊と祈願のために「法華堂」を建立し、
それが基盤となり岡山県大覚寺より来た開山日恵上人が寺として創立したのです。
名前の由来は、開山の師範である京都妙覚寺九世大聖院日延上人の院号にちなみ「大聖寺」となったのです。

現在の室津の地図・大聖寺跡に再建されています。

時は移って明治時代。神戸開港と参勤交代廃止によって室津の港は寂れていきます。
同時に室津の町の人々も生活のために土地を離れていってしまいました。
それにともなって大聖寺も衰退をはじめます。
 
明治40年10月20日。
明石在住の財閥・三國茂三郎氏の発願により、兵庫県知事服部一三氏に「移轉寺御願」が提出されました。
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